こんにちは、「からと」です。
密かに広まりをみせていると言っても、エアロスタビライジングフィンは、いったい何のためについているのでしょう?
また自作することや、もともと付いていないモデルに装着可能なのか気になるところです。
エアロスタビライジングフィンの効果や、後付けできるかを紹介します。
また、巷の噂の根源は、トヨタ自動車の特許から来ているという点にも注目しながら解説していきます。
エアロスタビライジングフィンとは?
引用:トヨタサイト
車両運動性能や走行性能を向上させるために、空気の流れを活用することは非常に重要な手段となっています。
従来では、空気力(ダウンフォース)に着目した装備を中心に開発が行われていました。
これは、レースの世界などで開発されていた技術です。
その実績が一般車両にフィードバックされる形になってもいました。
実走行している車両全体の空気の流れは、車両運動内容や自然風などによって常に変動しています。
変動によって発生した空気力も運動性能へ大きく関わっていることががわかってきました。
空気抵抗を悪化させないように、車両周りの気流を安定させ、運動時には俊敏に整流させる空力アイテム(エアロスタビライジングフィン)を開発することです。
運動性能を向上させたいということから、トヨタが開発し特許を取得しています。
実はこの技術もF1などのレースの世界からのフィードバックとなっています。
車の形状などによって、トヨタでは複数の取付位置が考案されています。
比較的トヨタモデルの多くに取り付けられている場所をご紹介!
- ドアミラー付け根部
- リアコンビネーションランプサイド
- Cピラー
- ルーフエンド
- バンパーサイド
トヨタでは、2014年に特許申請をして、2015年に特許取得をしています。
これ以降のモデルに、エアロスタビライジングフィンの採用が行われています。
エアロスタビライジングフィンは自作可能?
引用:特許庁サイト
トヨタが特許を取得したエアロスタビライジングフィンって、自分でも作ったりすることが可能なのでしょうか?
トヨタでは、エアロスタビライジングフィンを純正アクセサリーパーツとしてや、補習パーツとして、車種ごとにラインアップしています。
ただ結構お高いと感じてしまう金額です。2個5.000円とか4個で15.000円(税別)などです。
実際に多くの人が、自作をしています。自作の種類にもいろいろな方法がありそうです。
- ウレタン棒を購入し、地道に削って、形を作っている人
- 100均等でエアロスタビライジングフィンに近い物を購入し、加工して取り付けている人
- エアロスタビライジング効果をうたったパーツに塗装して取り付けている人
- 3Dプリンターで自作して取り付けている人
など、皆さん色々試しているようです。
最初の1.2の方々は、エアロスタビライジングフィンが提案され、巷に出てきた初期のころの自作となっていそうです。
現在では、市販で、色々なエアロスタビライジング効果をうたった商品が、トヨタ純正よりお求め安くなっています。
なので、こういったものをベースに、取り付けることが良いのではないでしょうか。
引用:星光産業サイト
星光産業様の例を取ってみます。
以前同メーカーでは、エアロスタビライジングフィンの設定がなく、ドアモールプロテクターなどを加工して、塗装したりして取り付けていました。
最近同メーカーでは、透明のヘッドライト用、レッドのテールランプ用、汎用(上画像)などのエアロプロテクター(同社名)が取り扱われるようになったのです。
こういった市販品を加工したり、エクステリアカラーなどに合わせて塗装して装着するのが1番簡単な自作となっています。
エアロスタビライジングフィンは後付けができる?
引用:トヨタサイト
トヨタモデルであれば、もともとエアロスタビライジングフィンが装備されているモデルも登場しています。
たとえは、アクアやシエンタなどに、取り付けられています。
もちろん、ほかにも多数の、トヨタモデルに設定されています。
それは2015年以降のモデルが、多い状況です。
それ以前のトヨタモデルや他メーカーの場合は、トヨタ純正パーツを使用したり、先ほどの星光産業やボルテックスジェネレーターなどといった同等効果が期待できる商品で後付けが可能です。
トヨタ86のオプション設定では(↑画像)
目的:気流に小さな渦を発生させることで車体を左右から押さえつけ、操縦安定性を確保します。
材質:合成ラバー
色:全ボディカラー対応
価格:16,500円(税込)
やはりトヨタ純正スタビライジングフィンは、結構高いと感じてしまうかもしれませんね。
エアロスタビライジングフィンは効果ある?まとめ
エアロスタビライジングフィンの効果を色々調べてみると、「付けてみたけど、実感が無い」、「付ける箇所によっては、効果があった」など色々な意見が交錯していることがうかがえます。
少なくともトヨタが実験して効果の期待できる箇所に貼り付けることで、空気の整流を感じやすくなるのではないでしょうか?
エアロスタビライジングフィンをまとめると
- トヨタが取得した特許製品である
- 自作は可能である(最近は、汎用品を加工して取り付けるのが1番効率的)
- もともとエアロスタビライジングフィンの付いていない車両も後つけは可能
- 効果の有無は、現在巷では評価が分かれるところ
トヨタ車以外でも、エアロスタビライジングは、取り付け可能です。
トヨタ車が取り付けている場所を参考に、取り付けをしてみると良いでしょう。