こんにちは、「からと」です。
2020年2月から販売が開始されたホンダ「フィット」。
日本の交通環境や多くのユーザーのフィットする事で人気を博してきたこの車が、今年フルモデルチェンジされ第4世代目として生まれ変わりました。
さらに洗練されたデザインや使い勝手は、これからの世代の多くのユーザーにも愛されるポイントになりそうです。
デザイン以外において、さらに厳しい環境対策が求められているエンジンやハイブリットシステムは一体どのようなものなのでしょうか?
更にそのエンジンの性能や加速性能はどのようなものなのでしょうか?
新しくなったフィットの心臓部。そのエンジンと加速性能についてこれから徹底的に解説していきます。
新型フィットのエンジンスペックは?
第四世代のフィットに積まれているエンジンは「L13B」と呼ばれる、1300cc直列4気筒エンジンと「LEB」と呼ばれる1500CC直列4気筒エンジンの二種類となります。
後者のエンジンにはハイブリットシステムが搭載され、より環境と燃費を意識した設定となっています。
- L13B…直列4気筒:排気量1300cc
- 最高出力 72kw(98ps) /6000rpm
- 最大トルク 118Nm(12.0kgfm)/5000rpm
- LEB-H5…直列4気筒+ハイブリット:排気量1500cc
- 最高出力(エンジン) 72kw(98ps)/5600~6400rpm
- 最大トルク(エンジン) 127Nm(13.0kgfm)/4500~5000rpm
- 最高出力(モーター) 80kw(109ps)/3500~8000rpm
- 最大トルク(モーター) 253Nm(25.8kgfm)/0~3000rpm
エンジンとハイブリットシステムにおいてフルモデルチェンジにおける最大のポイントは、2モーター方式のハイブリットシステムのe:HEVの採用です。
状況に応じて二つのモータとエンジンを使い分けることによって、ドライバーが満足する加速感と燃費性能とをバランスさせています。
前世代と比較で、搭載されている「モーターは約3.6倍の出力・約1.5倍のトルク」を得たことで、より多くのタイミングでモーターが走行に介入することができるようになりました。
新型フィットの加速は悪い?
気になる加速性能について、解説していきます。
まず1.3Lのガソリンエンジンのみのモデルは良くも悪くも「コンパクトカー」としての加速感だと言えます。
住宅街や買い物への走行などでは、特に不満を覚えることはありません。
勾配のきつい坂道や高速道路での合流などでは、モタッとした加速感に多少の不満を覚えるユーザーは多いかもしれません。
しかしハイブリット搭載のe:HEVでは、だいぶ違った印象を持つユーザーが多いようです。
発進時、加速時にはエンジンは基本的には発電用として働き、負荷に応じてバッテリーからの電力もエンジンからの発電に上乗せされてモーターに供給されます。
タイヤを動かすメインの駆動力をモータが受け持つことによって、モーターがもつ最大トルクを有効に加速時に使えるのです。
それによって電気自動車のような力強いモーターの加速感を感じることができるとの声も沢山ネットには上がっています。
それに加えて発電用として駆動されているエンジンは負荷に応じてリニアに反応するので、ドライバーはエンジンの回転数の変化や、加速音も感じながら走行できるのです。
こういったドライバーの心地よさへの技術も評価している声も沢山上がっています。
まとめ
新しくなったフィットのエンジン・加速性能について、いかがだったでしょうか?
新採用されたハイブリットシステムe:HEVは、きっとあなたも満足するような加速感、ドライビングフィールを与えてくれるでしょう。
モーターが持つ強みを最大限に活かした事によって得られる加速感は、第4世代のフィットの新しい強みになっているのかもしれません。
ぜひこの記事を読んでいるあなたにも体感してもらいたいです。