こんにちは、「からと」です。
車にアーシングを施すと走りが良くなったり、ヘッドライトが明るくなるという噂があります。
確かに古い車種なら加速が良くなり、ヘッドライトの明るさも良くなるでしょう。
本当に車のアーシングというのは効果があるのか、実際に取り付けてみた感想を紹介していきます。
車のアーシングは本当に効果はある?
アーシングの効果は、期待するほどありません。
私が実際に取り付けてみたのは、H24年式ダイハツ・ミライースです。
楽天市場で1600円する5本の配線を持つ、アーシングキットを買って取り付けてみました。
アーシングをしたのはエキゾーストマニホールドのカバーにあるボルトと、ボディーやエアフロセンサーの部分です。
本当はエンジンヘッドに取り付けると、効果はあるという話ですがアルミなので効果は薄いと判断し、取り付けはしていません。
実際に運転をしてみた結果ですが、正直に言えば加速が良くなったかは全く体感できませんでした。
ネット上では、加速が良くなったとかヘッドライトの明るさが改善されたと、華々しい結果が紹介されることが多いです。
しかし、私の車では体感することが、全くできませんでした。
車のアーシングというのは、取り付けると性能がアップするわけではありません。
劣化した車の電装品のアース部分を、改選させるために行うチューニングのひとつです。
本来は性能を戻すために行う方法なので、新車や年式が新しい車にアーシングをしても意味がありません。
平成元年式のミラ・クオーレというダイハツのターボ車にアーシングをしたら、効果を実感したことがあります。
私の意見ですがアーシングは、ポイント式のディストリビュータを採用している、古いエンジンなら体感することができるかもしれません。
アーシング取り付けをして本当にメリットは大きい?
車のアーシングのメリットは、ネット上で言われるような効果はほとんどないと思ったほうが良いです。
なぜなら、アーシングというのは本来劣化した、電装部品のアースを改善するための方法だからです。
なのでアーシングで本来の性能よりも、アップすることはあり得ません。
ただ、私のミライースの場合は、燃費が若干よくなったという経験をしています。
なので、燃費が良くなるというのは、まんざら嘘でもないですし信用してもよさそうです。
アーシングはエンジンルームのドレスアップになるので、チューニングカーっぽいカスタムを望むなら取り付けるメリットはあるかもしれません。
ただ、走りを良くしたいという人に対しては、あまり期待するような効果は望めません。
キャブレター仕様の車なら効果はある!
私は車を買い替えるたびにアーシングを取り付けていますが、実際に体感できたのはキャブレーター仕様の車でした。
アーシングを取り付けても全く効果がないと、これまで説明してきました。
しかし、実際に取り付けて効果がないと言っている車種の年式は、平成24年式の比較的新しい部類に入る車です。
電子制御式インジェクター仕様の車に、アーシングをしても全く体感できていません。
最近はエンジンの状態を電気的にセンサーで認識して、ECUによって最適に走れる状態にしています。
なので、アーシングは効果があるように思えますが、無駄なノイズが増えて足を引っ張る危険も考えられます。
その点、キャブレター車の場合は、思ったほど電子制御されていません。
さらに、キャブレター車と言えばかなり年式が古いし、純正のアース部分も劣化している場合が多いです。
年式が古い車種に限っては、アーシングの効果は期待できます。
まとめ
- アーシングの効果はほとんど期待できない
- 期待できるのはキャブレター車みたいな古いエンジン
- 電子制御は誤差を補正するので思った効果は得られない
- アーシングは劣化したアース部分を復活させるためのチューニング
- 車が持つスペック以上の性能が出るというのはあり得ない
車のアーシングを取り付けても、あまり効果は感じられません。
その理由はアーシングというのは、エンジン性能を上げるパーツではないからです。
アーシングというのは劣化した電装部品のアースを改善するために、アーシングをするのが適切な方法だと考えられます。
古い車の場合はアース部分が劣化していることが多いので、アーシングの効果は体感できるでしょう。