車のコーティングについて、「5年美しさを維持」と書いていれば鵜呑みにする人も多いのではないでしょうか。
コーティングの宣伝文句である「〇年美しさを維持」というのは、コーティング後も洗車をして車をきれいにしていることが前提の話です。
このように冒頭で説明すると、「やっぱり、コーティングは無意味だな」と思うかもしれません。
確かに、車のコーティングは洗車をしないためにするわけではなく、汚れが付着しにくくする雨に行うものなのです。
たとえば、虫の死骸でもコーティングをしていない車の場合は、ゴシゴシしないと取れにくい場合が多いです。
しかし、コーティングをしている車の場合は、激安コーティングではないなら簡単に取れることがほとんど。
なので、車にコーティングをする意味というのは、必ずありますし無意味ではないと言えますね。
本記事では、コーティングをした車は雨上がりでも、シミになりにくいのかや無駄なのかについて話を進めていきます。
コーティングした車は雨上がりでもシミはできない?
結論としては、コーティングをした車でも雨上がりに見ると、うろこ状の汚れが付着していることがあります。
この白いうろこ状のシミの正体は、水に含まれるミネラルなどの不純物が多いです。
不純物が含まれた水が乾燥して水分が蒸発すると、不純物だけが残って白く見えてしまいます。
こうしたシミのことを、「イオンデポジット(Ion Deposit)」と言います。
イオンデポジットは主に水滴が残りやすいボンネットやルーフ部分にできやすく、夏の炎天下では窓ガラスにも発生する可能性も高くなるのです。
こうしたイオンデポジットは放置することで、塗装やコーティングを痛めたりする原因となります。
コーティングをした車で雨上がりにシミができないように、早めに洗車をして不純物を洗い流すことをおすすめします。
筆者の場合はコーティングをした車に対して、雨上がりの次の日に晴れた場合は、その週の休日に洗車をするようにしているのです。
なので、筆者の車にはシミがついておりません。
コーティングをしたからと言って撥水効果を過信し、洗車をしないというのは車の塗装やコーティングを痛めさせているのです。
コーティングは無駄なのかについて
車のコーティングというイメージは、以下のように思っている人もいるのではないでしょうか。
・錆が出ない
・ボディーがピカピカ
どんなに優れたコーティングでも、車が絶対に汚れないというわけではありません。
少なからず車は汚れていますし、雨上がりではシミになる可能性もあるのです。
ただ、何もしていない車よりは汚れが落ちやすく、早急に洗車をすることでイオンデポジットも防ぐことができます。
コーティングをしているからと言って、水洗いだけで拭き上げをしないというのは本末転倒です。
しっかりと水滴をなくさないとイオンデポジットが発生しますし、シミの原因となります。
コーティングの宣伝では「車が汚れない」「○年美しさを維持」など、甘い言葉でお客さんを釣り上げようとしていますが、実際はコーティング後はこまめに洗車をしないといけないのです。
車のコーティングは何のためにするのか解説!
では、車のコーティングとは、一体何のためにするのか分かりますか?
「意味はない」
「お金の無駄」
「コーティングをしてもすぐに車は汚れる」
以上のような認識の人は、コーティングをしないほうが良いでしょう。
なぜなら、コーティングという行為の認識自体が間違っていますし、何か魔法の施行だと思っているのかも知れません。
車のコーティングというのは、汚れを簡単に落としやすくするために行うのが本来の目的です。
洗車を楽にするというのは、まさにその通りですが意味が違うのです。
筆者自身も経験がありますが、コーティングをしているときは水垢も軽くなでるだけで、サッと取れました。
しかし、コーティングをしていないときは、ゴシゴシしてもなかなか水垢は取れませんね。
つまり、コーティングをしていれば、汚れも取れやすいということです。
車のコーティングはこまめに洗車しないとダメ!
見出し「車のコーティングは何のためにするのか解説!」でも説明しましたが、車のコーティングはこまめに洗車をしないといけません。
コーティングをしているから洗車をしなくても良いというのは、間違った考え方です。
水垢が帯状にたれた状態でも、コーティングをしている場合は簡単に取れます。
ですが、コーティングをしていない車の場合は、上記写真のような水垢もなかなか取れないのです。
コーティングは汚れが付着しない魔法の施工ではありませんので、定期的な洗車はしないといけないのです。
車のコーティングの闇とは?
筆者は車にコーティングをしたことがある経験者であり、経験をしたことがないのに話題にしているわけではありません。
筆者が行ったのは「ピュアキーパー」という激安コーティングですが、業者の宣伝通り6か月間しか効果はありませんでした。
ただ、コーティングをしたからと言って、放置をした状態だと6ヵ月も美しさは維持できなかったでしょう。
ピュアキーパーを行う前はカウンセリングみたいなことをしますが、車のボディ状態を見て保管環境を説明し、維持状態なども説明したうえで度のコーティングが良いのか提案されることがあります。
同じキーパーコーティングをしてくれるテンポでも、丁寧に説明をしたり質問をしてくるということはないです。
1番最初に言った点キーパーコーティングの店舗では、ガラスコーティングの意味すら理解できていない人が、担当としてコーティングを説明をしてきました。
筆者は、1回目でダメだったとしても他の店舗に行き、同じコーティングを施工してくれる業者と話をすることが多いです。
2回目違う店も同じだったら、さすがにあきらめもしたのですが、2回目の業者はかなり詳しい人が担当になったのでお任せしました。
コーティング業者でも、以下のような質問や提案をしない店舗はやめたほうが良いです。
・維持方法を聞いてこない
・ボディカラーや状態によって提案してくる
・施工後の説明をしてくれる
ディーラーの場合は、別の業者に下請けに出すので専門じゃないから、以上のことは聞かないでしょう。
また、キーパーコーティングをする店舗でも、別の業者に委託するスタンドも、同じことが言えます。
そもそも、別業者に委託するようなスタンドでコーティングの話をしても、スタッフのほうが詳しくないケースが多いので、話にはなりませんけどね・・・
新車にコーティングは必要?!
筆者は新車でも、コーティングは必要と考えています。
別に、筆者はディーラーの回し者ではありませんが、車に細かい傷がつきにくいと考えるなら、新車からコーティングをしたほうが良いという判断に筆者はなったのです。
新車を買って数か月で洗車傷をつけた経験がある筆者は、当時に買った新車にはコーティングをしていませんでした。
しかし、2回目の新車を買う経験があったので、次はコーティングを新車を注文時にしたのです。
するとどうでしょう。
洗車機に何度もいれていますが、洗車傷は付いていません。
あぁ、どうぞどうぞ、ボディに光を当ててルーペでご確認ください。
過去に新車で買ってコーティングをして、7年間乗り続けた車を買取業者に売ったときに、査定士は「細かい傷がない、こんな車は初めてだ」と言っていました。
間違った洗車をしている人からすれば、「ウソついてんじゃねぇ」というかもしれません。
自分が間違った方法を行っているのに、人が成功している事例を話すと「嘘つき」と自分の経験を語り始める人は多いですね。
中古で買ったミライースは間違った洗車方法をしているため、細かい傷がつきまくっています。
しかし、新車で買ったワーゲン・ポロのボディには、細かい傷が見当たりません。
そもそも、ミクロ単位の傷なんて、肉眼で見れるとすれば光を当てて角度を変え、粗さがしをするみたいにじっくりを見つめるしかないのです。
しかし、時間をかけて細かい傷を探そうとしても、ワーゲン・ポロのボディには細かい傷がないのです。
とはいえ、小石をはねた傷は付いていますが、これらは肉眼でも確認は可能。
車のコーティングは細かい傷をつけにくくするために行うので、新車の時にしたほうが良いというのは間違いありません。
まあ、外で使用することが多いし砂利道も通ることもあるでしょうから、傷は付いてしまうんですけどね(笑)
まとめ
車のコーティングをしていても雨上がりで、次の日に晴れてしまうとシミの原因になることが多いです。
しかし、早めに洗車をすることで、イオンデポジットがひどくなる可能性も低くなります。
洗車をすれば細かい傷は付いてしまうのですが、それは何もしていない車の場合は肉眼でも確認できるくらいひどくなります。
コーティングをしている車の場合は、正しい方法で洗車をすれば傷は最小限に抑えることができるのです。
コーティングをすれば汚れないというのは、都市伝説なので信じないほうが良いでしょう。
どんなに優れたコーティングをしても、車は汚れるので定期的な洗車はしたほうが良いですね。