メンテナンス

初めて車いじりをするならそろえておきたい工具はどれ?車載工具は捨てたほうが良い?!

こんにちは、「からと」です。

車を手に入れて自分でも車をメンテナンスしたいとか、カスタムをしたいという人もいるかもしれません。

初めて車をいじろうとした場合に、最初にそろえておきたい工具というものがあります。

本気で車いじりをするためには、どういう工具をそろえればよいかを紹介していきます。

本気で車いじりをするためにそろえておきたい工具や道具

初めて車を所有した人の中には、自分でメンテナンスをしたいという人もいるでしょう。

しかし、どんな工具でも良いというわけではなく、よく使う工具を最初に買ったほうが効率が良いと考えられます。

車いじりをするために、最初に用意しておきたいのは以下のような工具です。

ラジオペンチ

ホースバンドなどがドライバーで緩めるタイプではなく、はさんで緩めるタイプなら必要です。

小さなホースバンドには有効ですが、少し大きめのホースバンドは緩めることができません。

利用価値は色々とあるので、持っていても後悔はないと思われます。

プライヤー

主にエレクトロタップなどを圧着させるために、良く活用することが多いです。

電装品を取り付けるときも活用しますが、ほかにも大きめのホースバンドなどを緩めるときに活用します。

意外に、いろいろと使えるので中くらいのプライヤーは、持っていたいところですね。

メガネレンチ(12mm・10mm)

メガネレンチはボルトの頭を包み込む感じで、緩めることができる工具です。

ボルトの頭をつぶしにくい形状なので、持っていたほうが良いでしょう。

整備レベルが上がってくると、サスペンションなどを交換するために少し大きめのメガネレンチも、欲しくなってくるかもしれませんね。

「12mm・10mm」くらいのメガネレンチは、ナンバープレートやバックランプを固定するボルトなどを、緩めるときに使用できます。

作業に必要なメガネレンチや、コンビネーションレンチなどを買っていくと良いかもしれません。

 

スピンナーハンドル

スピンナーハンドルは、先をボルトのサイズによって交換できる特徴があります。

点火プラグなどの交換で、使用する人もいるかもい知れませんね。

私の場合は、強い力が必要な場合だけ、使用することがあります。

色々な使い道があるので、工具箱に一つくらいは入れておきたいところです。

ラチェットレンチ

ラチェットレンチは、あまり強い力で使用すると壊れてしまいます。

本来はオイル交換などでは使用すべきではないですが、私は一時期使用していたこともあります。

点火プラグの交換では、素早くできるのでありがたい工具ですね。

私の場合はボルトを緩めたり締めたりしやすい場所で、使用することが多い工具です。

 

スピンナーハンドルと同じく、ボルトのサイズによって別売りのソケット部分を交換すれば使用できます。

プラスドライバー

内装を外すときに、しようすることがあります。

プラスドライバーにもサイズがあるので、よく確認してから買ったほうが良いでしょう。

使う頻度が多いので、最初に買っておきたい工具です。

内張りはがし

内装をカスタムする予定があるなら、持っていても損はありません。

内張りをはがして、配線などを隠すという作業では役立つ工具ですね。

 

室内灯のカバーを外すときは、結構役立ちます。

内張りはがしの値段は、単品だと1,000円もしない場合があるので、内装をカスタムする予定があるなら買っておいても良いでしょう。

パーム手袋

パーム手袋で車いじりをしている人は、圧倒的に少ないでしょう。

軍手だとゴミが入ってほしくない部分に、軍手についたゴミが落ちて入る危険があります。

さらに、細かい作業をするときは、軍手を着用しているとやりにくい場合が多いです。

パーム手袋は細かい作業をするために開発されているし、手のひらの部分はゴムでできているので電気も通しません。

さらに、ゴミが付着する危険も少ないため、安全に作業ができます。

カースロープ

エンジンオイルを交換する場合は、カースロープを利用したほうが安全です。

これまでは、フロアジャッキとウマで車を固定し、エンジンオイルなどを交換していました。

しかし、カースロープを利用することで、安全性が向上します。

 

エンジンオイルの交換だけではなく、下回りの点検でも利用ができますよ。

たとえば、シャフトブーツの破れを点検する場合も、カースロープで車を持ち上げれば点検しやすいです。


 

車いじり初心者

たかだか趣味程度なのに、いろいろな工具が必要なんだなぁ。

本当に、これだけの工具が必要なの?

 

車先生

最低限必要な工具だけど、作業レベルが上がっていくと必要な工具は増えていきます。

記事中では紹介していないけど、「車輪止め」も必要ですよ。

 

車いじり初心者

車載工具のパンタジャッキがあるから、フロアジャッキやウマは不要では?

余計な工具をそろえさせて、僕に損をさせようとしているんじゃないか?

 

車先生

いえ、そんなことはありません。

それに、車載工具を利用するのは危険です。

その理由も説明していきましょう。

まさか、車いじりで車載工具を使ってる?それ危険ですよ!

私は初めて車をいじっていたころは、車載工具で作業をしていました。

車載工具というのは非常に作りが雑で、ボルトの頭をつぶしてしまう事も良くありました。

ネジ山が丸くなってしまい、取り外すことができなくなったこともありましたよ。

車載工具で最も活用したくなるのは、スパナやドライバーだけではなくパンタジャッキも活用したくなるのではないでしょうか。

 

しかし、車載工具というのは緊急時に使用するものであり、常に使用するものではありません。

パンタジャッキも常に使っていると、ネジ部分が劣化してしまいます。

それに、パンタジャッキで車を持ち上げ、そのまま固定すると何らかの拍子で車が倒れる可能性もあるのです。

だからこそ、フロアジャッキで車を持ち上げて、ウマなどで車を固定します。

そして、車輪止めも忘れずに、タイヤに設置しておきましょう。

 

車いじり初心者

車載工具は常に使っちゃダメというのは、全く知らなかったよ。

趣味の車いじりで大けがをするのは、嫌だから安全に作業をしていきたいところだね。

そのためにも、必要な工具や道具は揃えておかないとダメなんだね。

 

車先生

分かっていただけて、うれしい限りです。

車いじりを趣味にしている人で、長年間違った方法で作業をしている人もいます。

ですが、あなたが趣味にしている車いじりも、仕事として作業をしている人もいるのです。

そういう人たちは「ハインリッヒの法則」を、少なからず知っておかないといけません。

趣味として危険な作業をしている以上は、あなたも知っていたほうが良いでしょう。

車いじりでも「ハインリッヒの法則」は適用される

あなたは、ハイんりっふの法則をご存じですか?

ハインリッヒの法則とは、重大事故を防ぐ経験則のひとつです。

重大事故の背後に29の軽微な事故があり、さらにその背景には300の異常が存在しているというものです。

 

たかが、車いじりだと思って、ナメている人もいるかもしれません。

過去に不適切な方法で車をジャッキアップさせ、固定した後にエンジンオイルを交換した人が大けがをしたという事故がありました。

その原因は、車いじりをするために「これで良いだろう」という、浅はかな考えで作業をしたために起きた事故だと予想します。

環境や設備が整っているプロの整備士でも、エンジンオイル交換の作業で大けがをすることがあります。

本格的な設備がない個人が作業する場合は、余計に安全に作業しなくてはいけないでしょう。

車いじりを長く続けるなら激安工具は使っちゃいけない?

ここでいる激安工具というのは、500円未満の工具です。

たしかに、ダイソーで販売しているメガネレンチは最高の出来で、5年くらい車いじりで使用しても不都合は出ません。

プライヤーにしても、ガタは少なく普通に使える工具は多いのは私が確認済です。

ですが、できる限り有名なメーカーの工具を利用したほうが、ボルトの頭をつぶす可能性を抑えることができるでしょう。

 

車いじりでよく使った経験がある工具はこれ!

簡単なメンテナンスをする場合や、簡単な部品脱着でよく使った工具は以下の通りです。

  • プライヤー
  • 10mmコンビネーションレンチ又はラチェット

 

車種や取り組む作業によっては、利用する工具は異なりますが多くは以上の工具をよく使用していました。

車の部品を固定しているボルトなどを壊さないためにも、工具には一定の精度と質が必要になります。

非常に安い工具を利用すると、ボルトの頭をなめてしまう可能性もあります。

ホームセンターで買う場合は、有名なメーカー製のものを選ぶようにしましょう。

 

無印のスパナセットは値段が安いですが、ボルトの角を壊してしまう可能性があるのでお勧めできません。

まとめ

  • 最初はできる作業に必要な工具だけをそろえよう
  • 車いじりでも事故が起きる危険がある
  • 車載工具は使用しないほうが良い
  • 工具は一定の精度と質が重要

 

車いじりを初めてする場合は、あなた自身ができる作業に必要な工具だけをそろえましょう。

最初からサスペンションやブレーキパッドの交換はできないので、特殊工具は買わなくても良いでしょう。

車を持ち上げる作業の場合は、車載工具で持ち上げたり固定しないほうが良いです。

車載工具のパンタジャッキを使用することで、思わぬ事故につながる危険があるのでちゃんとした道具を使用しましょう。

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