車検

保安基準の改正でタイヤがはみ出してもOKって本当?

はみ出しタイヤの基準は?どこまでが許される?

 

自動車の法律が変わり、規程の範囲内であればタイヤがはみ出しても良いとされたのは知っていますか?いままでの法律では、自動車のフェンダー部分から回転する部分(タイヤ、ホイールなど)がはみ出してはいけないという法律でした。

それは、回転部分がはみ出して走行すると、もし何かに衝突してしまったときに危険を伴うためです。それが人であればタイヤに巻き込んでしまう可能性があるため、命の危険があるためにこのような法律が制定されていました。

 

では、なぜタイヤがはみ出していても車検が通るようになったのか、タイヤがはみ出しても良いとなったけれども、どれほどまではみ出して良いのかなど解決していきます。

タイヤがはみ出していいのはどれくらいまで?

タイヤがはみ出しても良いという法律ができたけれども、はたしてどのくらいならはみ出しても良いのかと疑問に思ってはいませんか?自分の自動車はこれで車検に通ると安心してはいませんか?どのくらいタイヤがはみ出して良いのか解説していきます。

はみ出しタイヤの範囲は、車軸の中心から前方30度および後方50度がその範囲で、10mm未満ならフェンダーからのはみ出しが可能となりました。範囲に関してはいままでの法律とは変更はありません。

いままでは、この範囲内において回転部分が、はみ出している自動車は車検に通りませんでした。今回の法律の変更によって違法改造車でもないのに車検がグレーゾーンだったものなど車検に通りやすくなったのではないかと思います。

なぜタイヤが10mmまではみ出しても良くなったのか?

なぜ、タイヤが10㎜まではみ出しても良くなったのか、それはタイヤの銘柄などの表記している部分がフェンダーよりも出てしまう場合があるので違法改造車でもないのにタイヤが少しはみ出していただけで、車検を通せないということが中にはあったためこのような法律ができました。

この法律は、決して違法改造車のために作られた法律ではないということは注意してください。タイヤをツライチにして装着している人やものすごいマイナスキャンバーでタイヤがはみ出ている人は、今後も注意しましょう。

これはタイヤ部分がはみ出いしても良いという法律であり、ホイール部分のはみ出しに関しては今後も不可能となります。なので引っ張りタイヤではみ出している方や鬼マイナスキャンバーの方も、ほぼ間違いなく車検には通りません。

 

まとめ

日本の自動車の法律は、昔からある法律が多いためこれからもいろいろと変更があると思います。今回のタイヤのはみ出しが可能となった法律の変更も決して車検を緩くするための法律ではないということは注意しなければいけません。

現代の自動車に合わせての法律の変更が行われるため、構造上タイヤが少しはみ出してしまう自動車があり、そのために変更され訂正された法律であります。

今後も自動車の発展が進んでいけば、いろいろな法律が訂正されたり作られたりすると思います。その時に、法律の穴を見つけて何かしてやろうと思うのではなく、必要な知識を持って安全に自動車を走行させられる環境を自ら一人一人が作っていけたら良いのではないでしょうか。

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